こんにちは!清水ヴァイオリン教室(狭山市)の清水英理子です。
ようやく秋らしくなってきましたね。

さて、
ヴァイオリンを弾いていて、

・曲の決め所(フレーズの最高音域)がなぜかバシッと決まらない。

・肝心なところで ビブラートが上手くかけられない‥‥

こんなお悩みをお持ちの人はいらっしゃいませんか?

そんな人は、ヴァイオリンを弾く際の左手3の指(薬指)と、4の指(小指)の筋力が弱いという場合が多いです。
実際ヴァイオリンを教えていて、左手の3(薬指)、4(小指)の筋力が弱い人は、多いようです。

では、どのようにしたらこれらの指の筋力を強化できるのでしょうか?

 

左手薬指(3)、小指(4)の筋力強化方法

そんな人にお薦めなのは、

1、オクターブでのスケールを、1(ヴァイオリンでは人差し指)&4の指と、1&3の指のどちらかで、毎日15分位さらうこと。高いポジションまで行い(指板がなくなるギリギリまで)、指をしっかり押さえること。

例:「小野アンナさんの教本」又は「カールフレッシュのスケールシステムの本」のE dur (ホ長調)e moll(ホ短調)や、Ges dur (変ト長調)fis moll(嬰へ短調)のオクターブでのスケール等が、良いかもしれません。

・教本
『ヴァイオリン音階教本』小野アンナ著(音楽之友社)
『SCALE SYSTEM』Carl Flesh著(MAX ROSTAL )Ries & Erler Musikverlag  出版

2、『セブシックバイオリン教本 OPUS1 PART1 』 からNo.23
左手3、4の指がぶれないように、他の指を動かす。
音の発音に気を付けて!

・教本
『SEVCIK VIOLIN STUDIES OPUS1 PART1』
(セブシックは、どこの出版社でも大丈夫です!)

3、『クロイツェル 24 STUDIES FOR VIOLIN』よりNo.9、11、16、18、19、21
のいずれかを毎日練習する。

・教本
『KREUTZER 24 STUDIES FOR VIOLIN』ガラミアン(Ivan Galamian)校訂 (インターナショナル ミュージック 出版)

等の方法です。

ここで、大事な事!

左手3または4の指、強くなれ!と思いながらさらってくださいね!
意識することが、大事です。
特に、小指(4の指)の第2関節が伸びてしまう場合は、ビブラートがかけにくく、他の指の動作にもあまり良い影響を与えませんので、出来るだけ早い段階での強化をお勧めします。
関節は、曲げて押さえましょう!
かけられるビブラートの種類も増えますし、指の押さえ方などで、微妙なニュアンスを出しやすくなります。

しかしながら、すぐに直るものではないので、毎日の訓練と、根気が必要です。

なぜ左手3、4の指の強化が必要か?

ヴァイオリンの曲の決め所は、テクニックで言うと、左手の3(薬指)、4(小指)の指で、パシッと音を取るところが、殆どだからです!
そんな時に、筋力があると、パンッと遠くまで質の良い音も飛びますし、ビブラートも良くかかります。

アーティキュレーションについて

それから、これは、3、4の指に限らずですが、左指は、押さえる事に意識が行きがちですが、離す時もプツンと音が聴こえるような感じで、素早く離しましょう。
早いパッセージ等を弾く時のアーティキュレーション(音の発音)が、良くなります。

今日は、ヴァイオリンを習う生徒さんにありがちなお悩みの、克服方法をご紹介させて頂きました。

頑張ってくださいね!

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