こんにちは!清水ヴァイオリン教室の清水英理子です。
今回はヴァイオリンを弾く際の右手のボーイングについてのご紹介です。
ヴァイオリンの音は、その人の「声」のようなもの。
音が良いと聴いていても心地よいですよね。
また、ヴァイオリンを弾く人なら、だれでも良い音を求めますし、様々な音楽表現が出来るようになりたいと思います。
そこで、今回は生徒さん達を見ていていくつかの右手の問題から少しご紹介したいと思います。
①弓先が、指板や駒の方向にすべってしまう。
②移弦が上手くいかない。
③三和音が汚い音になってしまう。
④弱い音を出すには(物悲しい音や、霞がかったような音など)
⑤鋭い音と柔らかい音を弾きわけるためには
☆自分が出したい音を出すためには
今回はお悩み①②についてご紹介致します。
♪①弓先が、指板や駒の方向にすべってしまう。
例えばデタッシェを弾いている時にドラエモンのように(肘の曲げ伸ばしなしに)弾いてしまうと、弓先が指板の方にずれて、良い音もでませんし移弦も上手くいきません。
※デタシェ
十六分音符以上の音を一音一弓ずつ返して弾く奏法。
そんな時は肘を後ろに引かないようにして肘から先、前腕を前に伸ばしてみてください。
それだけで弓がまっすぐになりますので弦に弓の毛が噛み、音が変わりますよ!
弓が反対方向(弓先が駒の方)にずれる場合は、弓先で腕が伸びきらないよう右肘を少し曲げるようにしてみてください。
人差し指でも弦の感触を感じてコントロールしてみましょう。
♪②移弦がうまくいかない。
肘の高さが原因
弓がずれてしまう場合は、右肘が移弦できていないのでは?
音を出す前に肘がその音の弦の肘の高さにちゃんと用意されているようにすると、弦に弓の毛が噛みますので良い音で弾けます。
また、大体の場合、上腕を前に伸ばす意識で弾くと弓がまっすぐになり移弦も上手く行きます。
良い音を出すには弓まっすぐ!です。弦に対して直角。駒に対して平行。移弦をするときは、必要最小限の動きで、移弦するようにしましょう。
右手首の力が抜けているかや松脂がちゃんと付いているかもチェックしてみてくださいね。
今回は良くある右手ボーイングのお悩みについて①②をご紹介しました。③④⑤☆他にも右手の音楽表現を磨きたい方やお悩みをお持ちの方も、是非レッスンへお越しください。
☆良い音をなめらかに繋ぐ弓の返し方について
☆ヴァイオリンを弾く際の左手3、4の指を強化する方法
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