こんにちは。
清水ヴァイオリン教室(狭山市)の清水英理子です。
先日、西武新宿線小平駅すぐ近くの「ルネこだいら (小平市民文化会館)」へ、ヴァイオリニスト、米元響子(よねもときょうこ)さんの、ランチタイムコンサート”ヴァイオリンの音世界,,を、聴きに行ってきました。

東京都小平市にある「ルネこだいら」の大ホール。
我が家から40分位の所にあります。

とても響きの良いホール。
米元さんも、ホールの響きを楽しんで弾いていらっしゃるようでした。

米元響子さんは、ロン=ティボー国際コンクールでの演奏を聴いたことがあり、印象に残っていたヴァイオリニストでした。
この日は、ランチタイムコンサートでしたので、演奏会は、約一時間程。

曲目は

クライスラー
愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン、

イザイ
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第5番

フランク
ヴァイオリンソナタ
でした。

 

冒頭、クライスラー三曲、
どの曲も指使いや弓使い、音色など、至るところに音楽的な趣向が凝らしてあり、楽しみました。

愛の喜びから始まりましたが、この曲、ピアノも、ヴァイオリンも、技術的に、とても難しいのです。
しかし、そんなことなど微塵も感じさせず、右手も左手もしなやか、三拍子に載って鮮やかでした。

続くイザイは、もう弾き込んであり手の内に入っている印象。
「イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ」のCDも出されているようです。

米元さんのヴァイオリンは、歌手で言うと、アルトのような艶がある深い音。

歌うヴァイオリン。

私自身、演奏会に足を運ぶことで、色んなことを感じて、自分の引き出しを増やすことができます。そしてそれは、自分の表現の幅を広げるきっかけにもなります。
生徒さんにも、良い演奏を聴き、音や歌の可能性を広げて欲しいと思っています。

プログラムの最後は、フランクのヴァイオリンソナタ
この曲は、私は割りと最近弾いた曲で、どの様なフランクのヴァイオリンソナタが聴けるのか、とても楽しみにしていました。
私は、特にⅢ 、Ⅳmov.の曲の構築や、音の使い方に惹き付けられました。

フランスものを意識してか、さらっとはしているのに、中身が濃いというか、ものが言えている演奏で、とても勉強になりました。
Ⅳ楽章は、「季節で言うと、春だと思います!」との米元さんのお話通りに、本当に春の光のように明るい音色。

曲に対して自分で具体的なイメージを持つことにより、音楽は一段と輝きますね。

どの楽章もテクニックを見せつけるような演奏は全くなく、最後までフレーズを歌って弾いていました。

そして、この日のコンサート、
米元さんの音楽を受けて紡ぎ出す間、音色など、ピアニストの金平夏花(かなひらなつか)さんも素晴らしかったです。

アンコールは、
パラディス作曲
シシリアーノ
でした。

平日のランチタイムコンサートなのに、お客さんも満員!
トークも楽しみました。
ピアニストの金平さんの飼っているゴールデンレトリバーは、「フランク」という名だそうです。(笑)
私は、演奏会でのトークは、あまり経験がありませんが、聞いていて、トークが入るとやはり、楽しいですね!

どの曲も、曲の性質を踏まえた上で、米元さんの個性が存分に発揮されていて、とても楽しみました。

今、日本には、本当に上手なヴァイオリニストが沢山いるので、これから、勉強の為にも積極的に演奏会に足を運ぼうと思います。
生徒さんにも、良さそうな演奏会がある時は、積極的に紹介したいと思います。

今日は、「ルネこだいら」でのヴァイオリニスト米元響子さんの演奏会について、ご紹介をしました。

 

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