こんにちは。
清水ヴァイオリン教室(埼玉県狭山市)の清水英理子です。
今回は、ヴァイオリンの演奏で必要な要素についてご紹介したいと思います。
ヴァイオリンの演奏について、大切なこととはどのようなものでしょうか?
演奏は、説得力があり、その人の音楽が聴く人の心に訴えかけるものであることが最も大切
ですよね。
ですが、そこを目指す過程にいる生徒さん達にとって、普段の練習でとても大切なことは、
「音程」
「音質」
「音色」
「リズム」
これらを含む「音楽」
だと思います。
例えば、コンクールなんかだと、この諸要素をマスターしていないと受かりません。
コンクールも今はたくさんコンクールがありますが、「全日本学生音楽コンクール」なんかだと、音程が完璧でかつ、曲の根本をとらえた上でさらに音楽的で個性がある演奏でないと、今の時代は賞には入れません。
音程について
音程については、教えるのはすごく難しいと感じます。
正しい音程を示せば良いですが、週1レッスンの中だけでその正しい音程を覚えるのはなかなか大変だと思います。
家での隅々まで行き渡った練習が大切です。
また、音程というのは本当に1ミリ単位かそれより繊細な違いを求めるものなので、自分でピアノやチューナーにあわせてまず基本的な音程が当たり前に取れるように練習し、その後、調性や和声によって美調整しなければいけません。
音程は、先生の力を借りながら自分で磨くものなのです。
★まず、良い音程を耳が覚えること。
★自分の出している音程が良い音程か否か自分の耳ですぐキャッチ出来るようになること
が大切です。
自分の演奏を録音して聴いてみるのも良いでしょう。
生徒さん達を見ていると、聴いているようで聴いていない、又は自分の音程が聴きとれていない、ということが、良くあります。
「音色」「リズム」について
音色、リズムについては、レッスンを受けて磨いて行けるものだと思います。
★ソルフェージュ力を磨くことも大切です。
例えば曲の中でも調性を感じることによって、音色は変わってきます。結果、音色に変化をつけることができると、音楽にぐっと味わいが増します。
★オーケストラの演奏会に足を運び、様々な楽器の音色を生で聴くこともオススメです。
リズムも、ソルフェージュを習うと良いですよ
また、リズム感も大切ですよね。
良いリズム感は、幼少のころに音楽を常に聞いたり、リトミックなどで体で音楽を感じることをすると、良い下地ができるかもしれませんね。
youtubeなどで、良くわからない人の演奏を聴くのではなく、プロの演奏を聴くこと、良いものを聴くことが大切です。
「音質」について
音質については、出したい音をイメージすることが大切です。例えば色々な演奏家の演奏を聴き、こういう音が出したい!というがあれば、自分の中で目標にすると、自然に近づいて行きます。
簡単なことではありませんが、自分の音を自分で良く聴くこともとても大切です。
「音楽」について
音楽については、まずは感ずること!です。
楽譜に書かれている通りに弾けることがまずは大切ですが、それができたら「音楽」、楽譜にインクで記されていない部分についても、自分で感じて、考えて演奏できるようにならなければいけません。
楽譜を深く読むということですね。
★バロック、古典派、ロマン派、印象派など、いつの時代に書かれた曲なのか、その時代はどの様な様式だったのか。
★調性は? 転調は?
★音楽用語を良くみると?
★テンポは?
★悲しい感じ?楽しい感じ?…
などたくさんあります。
とにかくたくさん良い演奏を聞いたり、普段の生活の中でもたくさん感動できると良いですね。
自分の弾いている曲をプロの演奏家が弾いている録音をいくつも聴き、研究することも大切です。
音色、音質など音楽的なことについては、レッスンを受けていても練習していても楽しいと思いますが、音程、リズムを訓練するのは、そんなに楽しくないかもしれませんね。
しかし、上達するためには必要なことなので、忍耐と根気を持って取り組みましょう。
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